リウマチ関係用語ミニ知識

リウマチ関係用語

リウマチ関係の用語辞典です。病院で使われる専門用語をまとめています。

リウマチ関係用語ミニ知識 あ行

アラキドン酸

非ステロイド系抗炎症剤プロスタグランジン

HLA

主要組織適合性抗原。特別な凹型のくぱみをもつタンパク質で、貪食細胞マクロファージの表面にあり、飲み込んだ病原体 の断片(抗原)を入れて、提示すると、ヘルパーT細胞がこれを非自己と見なして、攻撃指令を発します。

HLAの型は人によって異なります。臓器移植の際に は、HLAの違いから拒絶反応が起こるので、これを抑える処置が施されます。

リウマチ関係用語ミニ知識 か行

滑膜(かつまく)

関節

寛解(かんかい)

関節リウマチでは、「治癒」「治る」という言葉は用いない代わりに、症状が治まった状態に持ち込むことを「寛解」「寛解する」あるいは「寛解に導入する」などといいます。

寛解かどうかは、

①朝のこわばりが15分以内で消える

②疲労感がない

③関節に痛みがない

④関節を圧迫したり動かしても痛みがない

⑤関節または腱鞘(けんしょう)の軟部組織に腫れがない

⑥血沈を1時間後に測定したときの数値が一定以下(女性30mg以下、男性20mg以下)である

上記の6項目のうち、5項目以上の状態が少なくとも2か月以上続いていることが判定の目安になります。

関節

骨と骨とが接続している部分。それぞれの骨の先端は弾力性に富んだ軟骨に覆われている。

関節を包んでいる関節嚢(かんせつのう)という袋の内側が滑膜と呼ばれる膜です。

軟骨どうしのすき間である関節腔(かんせつくう)には関節液が入っています。

関節内で免疫異常が起こり、貪食細胞(どんしょくさいぼう)やリンパ球が暴れ始めると、滑膜が損傷を受けて炎症を起こし、痛みと腫れを生じます。

これが関節リウマチの発病です。やがて肉芽(パンヌス)が増殖し、軟骨と骨の破壊へと進行していきます。

基礎療法

すべての治療の前提として、関節リウマチの患者が日常心掛けるべき注意事項を指します。

①患者白身の関節リウマチについての学習 

②適切な安静と運動 

③適切な保温と冷却

がそれです。

膠原病(こうげんびょう)

全身性結合組織病ともいいます。結合組織とは体をつくっている細胞と細胞の間を埋め、細胞どうしをつないでいる組織のことで、これが異常をきたすことによって起こる病気の総称。

関節リウマチはその代表的な病気です。

他に、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎(皮膚筋炎)、混合性結合組織病、多発性動脈炎、リウマチ 熱などがあります。

免疫異常などが関与する自己免疫疾患と見られているが、はっきりした原因はまだ突き止められていません。

治療法もむずかしい場合が多い。関節リウマチと似た症状を示す膠原病は多く、診断の際に厳密に区別する必要があります。

好中球(こうちゅうきゅう)

血液細胞である白血球の仲間で、骨髄でつくられる貪食細胞(どんしょくさいばう)の一種です。

体内に侵入した 病原体に殺到し、それを食べることによって免疫に貢献します。

同じ貪食細胞のマクロファージに比べると、小さく、異物を食べるとすぐにパンクして死んでし まいます。

傷口から出る膿は、細菌を食べて死んだ好中球の死骸(しがい)です。

抗リウマチ剤

起こってしまった炎症に対する対症療法的な役割をはたすのが抗炎症剤なら、炎症が起こる免疫異常のプロセスに迫って、その方向性をよい方に変えようとするのが抗リウマチ剤です。

正式には、疾患修飾性抗リウマチ剤(DMARD)、あるいは症候修飾性抗リウマチ剤 (SMARD)と呼びます。

抗リウマチ剤は、免疫調節剤と免疫抑制剤に分けられます。

免疫調節剤は免疫の働きの異常を改善しようとする薬で、シオソール (金製剤の注射剤)、リドーラ(金製剤の経口薬)、メタルカプターゼ、リマチル、アザルフィジンなどがあります。

免疫の働きそのものを抑える免疫抑制剤に は、リウマトレックス(メトトレキサート)、プレディニン(ミソリビン)、イムラン(アザチオプリン)、エンドキサン(シクロフォスファミド)などがあ り、新薬の開発も相次いでいます。

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