リウマチ関係用語ミニ知識 さ行

リウマチ関係用語ミニ知識 さ行

サイトカイン

細胞間で放出され、働きの活性化や抑制、増殖などにかかわる指令や情報のやりとりを担うタンパク質。関節リウマチの発病にかかねるサイトカインのやりとりを断つために、その受容体の働きを抑える薬が開発されている。

自己抗体

自己免疫リウマチ因子

自己免疫

自己の体の成分を排除すべき敵と錯覚する自己抗体によって起きる異常な免疫現象です。何らかの引き金によって免疫の働きに異常をきたし、その結果、関節リウマチなどの膠原病やその他の自己免疫疾患が発病すると考えられるが、原因は突き止められていません。

自己免疫疾患

膠原病自己免疫

自助具(じじょぐ)

日常生活の動作を行う際に、関節に負担をかけないように考案された道具類。補助具などと呼ぶこともあります。炊事や洗濯などを補助するもの、食事、入浴などを補助するもの、歩行や筆記などを補助するものなど多種多様な自助具が開発されています。

見本は介護用品ショップや在宅介護支援センターなどに展示されていて、試用できます。

若年性関節リウマチ(じゃくねんせいかんせつリウマチ)

15歳以下の子どもが発病する関節のリウマチです。関節リウマチとは区別されます。

①1~3歳、9~12歳をピークに発病する関節の痛みやこわばりと高熱、紅斑(こうはん)に症状の特徴があるスチル病

②女子に多く、発病6か月以内に5つ以上の関節が痛む多関節発症型

③6歳未満の女子と年長の男子に多い少数関節発症型

の3つに分かれます。最近、7つに分類する方法もあります。

手術療法

関節リウマチで炎症を起こした関節に対して、骨の破壊が進行する前に滑膜を取り除く「滑膜切除術」と、炎症を起こしたひざ、股、ひじなどの関節を人工関節と取り換える「人工関節置換術」などがあります。

前者では、滑膜に炎症が再発する可能性が高く、恒久的な効果は期待しにくい。

後者では、手術時の細菌感染、人工関節の耐用年数などに問題があるが、手術の技術、人工関節の性能はともに向上しています。

人工関節

手術療法

ステップダウン・複数併用療法

薬物療法

ステロイド潰瘍(ステロイドかいよう)

まれなステロイド系抗炎症剤の副作用の一つです。投与を始めて1か月以内に、胃・十二指腸潰瘍を起こし、突然出血を見る例があります。

ステロイド系抗炎症剤

本来は副腎皮質でつくられるホルモンを人工的に合成して、抗炎症剤として用いる薬です。たんにステロイド剤と呼ぶこともあります。

錠剤、注射剤のほか、関節に直接注入する投与方法もあります。

炎症の発生源となるプロスタグランジンという物質がアラキドン酸からつくられるプロセスを阻止するのが非ステロイド系 抗炎症剤ですが、ステロイド系抗炎症剤はその前段階に作用します。

すなわちアラキドン酸を細胞の膜から引き出すフォスフォリパーゼA2という酵素の働きを 抑えてしまいます。

また、免疫の細胞が出すサイトカインの働きや抗体がつくられるのを抑える作用もあります。

ステロイド系抗炎症剤の効果は非常に強力ですが、一時的なもので、根本治療とはならず、大量に連続して投与すると副作用を生じます。

しかも、投与を中止するとかえって症状が悪化するリバウンド現象を起こすこともあります。

したがって、この系統の薬の投与については、最大限の注意が払われなければなりません。

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