精索静脈瘤

精索静脈瘤

精巣に血液が逆流する病気です。

陰嚢上部の静脈がなんらかの原因で滞り、血管がこぶ状にふくれて、精巣に血液が逆流する病気。 精索静脈瘤は珍しくはなく、成人男性の約10人に1人くらいはあるといわれています。

静脈のうっ血で静脈瘤ができると、陰嚢が温められて内部の温度が上昇します。

当然、陰嚢の中にある精巣も温められるので、熱に弱い精巣の働きは悪くなり、造精機能に支障が生じてしまうのです。

しかも、血液が精巣に逆流すれば、さらに温度が上がって酸素量が減るため、精子は死滅したり、運動能力が低下したりします。

そのため、造精機能障害のある患者さんの約30%に、この精索静脈瘤が見られます。

精索静脈瘤の症状

初期のうちは無症状ですが、症状が進むにっれて陰嚢に痛みや違和感を覚えるようになります。

静脈瘤は左側にできやすいのが特徴で、大きくなると見た目でわかるようになり、異変に気づく人もいます。

精索静脈瘤の原因

静脈は、全身を回った血液が心臓に戻っていく血管で、もともと血圧が低く、血液の逆流を起こしやすくなっています。

そのため、逆流防止の弁がついていますが、精巣静脈の弁の働きが悪くなるのが直接の原因で、うっ血してこぶのようになるのです。

精子無力症の検査・診断

精索静脈瘤の検査・診断

進み具合によりますが、触診、視診、超音波検査などで確認できます。

超音波検査では、精巣の大きさや静脈瘤の太さ、血液の逆流などを観察します。

精子無力症の治療

精索静脈瘤の治療

程度が軽く造精機能への影響が少ない場合は、薬物療法などで経過を観察します。

しかし、精子の状態に影響をおよぽしている場合は、静脈瘤を糸で縛る外科手術を行います。

手術が必要な場合、静脈瘤の場所によっては入院が必要ですが、局所麻酔を使った低位結紮術なら日帰りが可能です。

手術がうまくいけば、造精機能の回復が見込まれ、自然妊娠するケーススが増えています。