子宮と卵巣・卵子の老化

子宮卵管造影検査

子宮と卵巣・卵子

赤ちゃんを生み育てるのに大事な子宮と卵巣。

それぞれが果たす役割から衝撃的な老化のハナシまで、女性のからだについて理解を深めましょう。

子宮と卵巣の役割

生理は赤ちゃんを育むための準備活動

赤ちゃんができることは神秘的、とよく言いますが、生理周期にあわせて私たちのお腹のなかでは絶えず神秘に満ち溢れた動きが行われています。

子宮は伸び 縮みしやすい平滑筋という筋肉 でできた袋のような臓器。

そこから卵管という管が伸び、その先、左右にあるのが卵巣です。

毎月生理の頃になると、卵巣のなかで卵子となる原子卵胞が たくさん成長しそのうちの1つ主席細胞がやがて卵子として排卵します。

一方、子宮は「いつでも どうぞ」と卵子を受け入れるための準備をはじめます。

子宮内膜を厚くしてふかふかのベッドができたら、卵巣から卵子が飛び出し卵管を通って子宮に向かっ ての旅を開始します。

旅の間、精子と巡り合えば、受精卵になって子宮内のベッドで着床し妊娠へ。

出会わなければ、内膜とともに経血として排出されます。これが生理のメカニズム。

つまり子宮と卵巣の役割は、 生理や妊活そのものズバリとイコール。

どれだけ大事な役割を果たしているかが分かると、自ずとケアにも力が入るのでは?

子宮と卵巣の老化

乱れた生活習慣が老化を加速させる

骨盤内に炎症がある場合、子宮と卵巣は、実年齢の1.5倍のスピードで老化します。もともと子宮と卵巣は生理というダイナミックな破壊と再生を繰り返すことで、とても疲弊しやすい臓器。

さらに近年では結婚年齢の上昇にともな い、出産年齢がアップしたことが老化を早める原因にもなって いいます。

それは妊娠することでいったん小休止できる子宮と卵巣が、 産年齢が仲びた分だけノンストップで働き続けること働き続 ければその分疲弊し老化するのは当たり前のことです。

さらに、現代女性を収り巻く環境、ストレスや偏った食事など忙しすぎるがゆえの生活の乱れは、老化に追い打ちをかけます。

子宮と卵巣の老化はもともと避けては通れないもの。

それならせめて老化を早めない努力を心がけましょう。

成熟できない卵巣は老化も早い

PCOSが成熟できない最大の理由

初潮を迎えてからおおよそ22歳くらいで成熟するといわれている卵巣。

しかし、成熟しきれずに老化がはじまるケースも最近は少なくありません。

それは、成熟しきった卵巣から老化するのと比べれば、明らかにハンディキャップを 背負ったかたちでのスタート。

成熟しきれない最大の要因は PCOS(多嚢胞性卵巣症候群) だといわれ、PCOSである女性の割合は10~15%です。

予備軍を含めれば30%と実に3人のうち 1人がこの症状を抱えていることになります。

卵巣内が硬く厚くなることで排卵が難しくなる PCOSにより、生理周期が乱れ、それがそれはさらなる老化の 進行を速めると負のスパイラルをつくり出しかねません。

まずは卵巣を最大まで成熟化させることが大切です。

子宮卵管造影検査

卵子も老化するって本当?

数に限りのある卵子を大切に!

毎月一個、卵巣から生み落とされる赤ちゃんのもと卵子。

この数に限りがあるのを知っている人はどれぐらいいるでしょうか?

卵子に成長する原子卵胞の数は 母親のお腹にいる時点で決まり、 生まれた後に新しく生成されることはありません。

限られた数から 毎月消費されて消えていくわけですから、卵子一個がどれだけ貴重かが分かるはずです。

卵子の質を良い状態にキープすること、これもまた妊活には必要不可欠な要素です。

ですが残念ながら子宮や卵巣の老化同様、卵子 も年齢とともに老化します。

元気だったときは正円で周りをふわふわとした細胞で取り囲まれているのに対し、30代を過ぎると形がいびつに変形したりくすんだり、ふわふわが減ったり……。

また、老化するスピードにも個人差があります。

体をサビさせる行為、 過労や過度なダイエット、骨盤の歪みなど様々なことが卵子を老化させる要因にもっながることを心得ておきましょう。