精子無力症

精子無力症
「精子無力症」とは、精子の運動率が極端に低い状態

「精子無力症」とは、精子の運動率が極端に低い状態です。正常な精子の運動率の基準値は、直進運動率が40%以上なので、それ以下なら動きの悪い精子と見なされます。 精子の動きが悪いと、子宮を通って卵管まで自力で移動できないので、自然妊娠はむずかしくなります。

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先日、夫の精液検査の結果がよかったのでおもいきって人工授精にトライしました。 結果、昨日病院にいって胎嚢が確認できました。

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精子無力症の症状

精子無力症の症状
精子無力症の症状

精子無力症とは、精子運動率が40%以下、前進運動率が32%以下のことをいいます。 健常男性の精子運動率は通常60〜80%です。 この運動率が低下すると受精能が落ちるので男性不妊の原因になります。自覚症状はなく、不妊治療の検査で初めて指摘されます。

精子無力症のセルフチェック

  • 思春期以降におたふく風邪になったことがある
  • 乳児期に停留精巣の手術をしたことがある

精子無力症の原因

精子無力症は原因がわからない場合が多いのですが、そのほとんどは先大的なものと見られています。 後天的な原因としては、耳下腺炎性精巣炎、前立腺炎、精索静脈瘤、過度の喫煙などが挙げられます。

精子無力症の検査・診断

精子無力症の治療
精子無力症をチェック

精液検査で、精子の運動率を調べます。 乏精子症と同様、1回の検査で判断することはなく、何回か調べます。 また、精子の形態異常がないか、精子尾部検査で調べることがあります。

精子無力症の治療

精子無力症を引き起こすような病気があれば、まずその治療を優先して行います。 精巣や前立腺などの炎症には、抗生物質を服用して改善するのを待ち、精索静脈瘤があれば手術を行います。

また、軽度の精子無力症なら、乏精子症と同様の薬や漢方薬を用いて様子を見ることになります。 しかし、中等度以上では自然妊娠がむずかしいので、人工授精や体外受精、顕微授精が行われます。

出典元:

Reviewed by

  • Sachiko Mitarai, MD
    Sachiko Mitarai, MD

    精子無力症は、射精された精子の運動率が低い状態をいい、男性不妊症のひとつにあげられます。通常、射精された精子は卵子に向かって一直線に高速で突き進み、妊娠にいたります。そのため一直線に高速で進む精子が少ないほど妊娠しずらくなります。先天性の場合と、前立腺炎やおたふくかぜなどによる精巣炎、長期間にわたる禁欲などが原因となっている場合があります。