二人目を妊娠したい
一人目はなんの苦労もなく妊娠できたのに、二人目が妊娠できない・・・。 こんなケースを二人目不妊(続発性不妊)といいます。 最近、二人目が妊娠できにくい人が増加しています。
二人目が妊娠したいのに妊娠できない原因は
女性の体は、日々変化しています。たとえば、一人目を妊娠したときには支障のなかった卵管や卵巣、女性ホルモンのバランスなどが狂うと、二人目を妊娠したいと望んだときに不妊症になっている場合があります。
一度妊娠していることを考えれば、子宮の奇形など、先天性の問題は疑われません。 他の部分、つまり体の変化によって起こる原因からつきとめていくことになります。
また、二人目の流産から不妊を起こすケースもあります。 これが習慣化すると「習慣流産」になりますが、原因の特定がしやすいため、比較的検査も限られています。
Pick up! 二人目の妊活レビュー
1人目が6歳になり2人目が欲しくてずっと4年以上悩んできて半年前に科学流産し、どうしたらいいかわからずにいて...
二人目の妊活レビューの続きはこちら
「1人目を妊娠できたから...」が落とし穴
一人目のときから不妊治療している人は、「もしかしたら、次もできにくいかも」という覚悟があり、不妊治療にも積極的なもの。 しかし、今までまったく不妊症に気づかずすごしてきた人には、発見のおくれ=不妊治療の遅れが多く見られます。
年齢がすすむと、不妊治療はどんどんむずかしくなります。 男性の生殖機能も、年齢とともにおとろえるもの。 一人目がすんなりできたからといって、二人目が妊娠したいのに一年以上も妊娠できないようなら、ためらわず早々に受診した方がよいでしょう。
二人目が妊娠したい 病院の不妊の治療は?
二人目不妊(続発性不妊)の検査、治療も、一般的な不妊の場合とほとんど同じです。 ただ一人目がいることで、通院時間をさくことや、治療費などの経済的な問題が足かせになる場合があります。
治療に臨む際には、このような問題を解決し、治療と育児の両立を考えてからはじめるのがベストです。
男性の「二人目不妊」が原因かも
二人目不妊の場合、男性の精子を調べてみると、意外に精子の状態が悪い人が多いものです。 これは女性と同じく、男性も「もともと不妊症だった」というケース。 年齢とともに精子の状態が悪くなりますから、これにも早めの治療が必要です。
周りの目は気にしないで
「二人目はまだ?」「一人っ子はかわいそう」「上の子と年が離れすぎるのもよくない」など。 他人から投げつけられる言葉からの負担は、一人も子供のいない人とかわらないくらいつらいものです。
ナイーブにならず、前向きに考えましょう。 一人っ子も、年の離れた兄弟も、世の中にはたくさんいます。 二人目不妊の原因を見つけゆっくり治療に専念することが大切です。
二人目を妊娠するために試してみよう
現代なかなか赤ちゃんができないことは文明病ともいえ、生活 スタイルを改善するとことで解消できるかもしれません。二人目不妊で悩んでいる方はぜひ下記の事を試してください
基礎体温をつける
基礎体温表をつけることは、妊娠を望む人にとって、ほかのどんな検査よりも重要です。 基礎体温を測ることは、家庭でできる不妊の検査であり、自分自身が積極的に妊娠にアプローチするためのツールにもなります。
排卵日の計算
排卵日が分かれば妊娠の可能性が非常に高まります。 基礎体温表をある期間つけて自分のリズムがわかってきたら、排卵日を予測してみましょう。 セックスの回数があまり多くないカップルにとっては、確率をより高めるために排卵日を予測することはとても重要になります。
妊娠しやすい体作り
妊娠を待望する夫婦にとって、妊娠→出産→育児と夢をかなえていくためには、夫婦の熱意と努力が必要になってきます。 例えば食事に気を遣う、適度な運動を心がける、禁煙するなど、妊娠しやすい体作り、環境づくりは大切です。
Pick up! 二人目の妊活レビュー
子どもは2人は欲しかったし、きょうだいの間で年齢が離れすぎるのもいやだったので、 早く第2子が欲しいと思っていました...
二人目の妊活レビューの続きはこちら
三人目が妊娠できないことがある?
二人目不妊というのは、以前の妊娠・出産ではなにも問題のなかった人が、二人目から妊娠できなくなるというもの。 これには当然、三人目が妊娠できないこともあてはまりますから、「三人目不妊」という人もありうる、ということです。
- https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158500.html [Accessed March 2019] "Q&A~育児休業給付~" 厚生労働省
Reviewed by
-
Sachiko Mitarai, MD
二人目が妊娠したいのに一年以上も妊娠できないようなら、ためらわず早々に病院を受診した方がいいと思います。