妊娠しやすい運動

妊娠しやすい運動
妊娠しやすい運動は代謝を高める運動

妊娠のためには、体の代謝機能(取り込んだ栄養素をエネルギーに変える力)を高めることが不可欠。 健康的な生活リズムを作るための1要素として、そして膨大なエネルギーを使う妊娠&出産の「備え」としても代謝機能の強化は重要になるのです。

代謝機能を高めるには、運動が1番。ですが、「激しい運動をしましょう」というワケではありません。 激しい運動を急にはじめると体のバランスを崩し逆効果になることも。

私たちはアスリートを目指すわけではなく、あくまでも運動で血液の循環を良くし、基礎代謝を高めことが目的なので軽めで十分。

大事なのは、毎日毎日続けていくこと。 自分に合った運動方法で、基礎代謝を高めていきましょう。

Pick up! 妊娠しやすい運動のレビュー

するとホットヨガなど運動をすると汗が倍の量になりました。 年齢も考えて更年期?と思いましたが夫の方も代謝が良くなったといっていたので ...

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妊娠しやすい運動のポイント

  1. 体の代謝を高めることが運動の目的
  2. 激しい運動はいらない
  3. 無理なく継続的に運動する

ウォーキングでリフレッシュ

ウォーキングとは文字どおり「歩くこと」です。 歩くという動作は、無意識のうちにふくらはぎの筋肉を使っており、このことが血液循環を促すことにたいへん大きな効果をもたらします。

歩くことでふくらはぎの筋肉が収縮し、足に下がってきた血液を心臓へ戻りやすくします。 血液の循環がよくなると体があたたまり、冷え性の解消にも役立ちます。 血液の循環がよくなることで、健康面によい効果をもたらします。 その1つが体の中にいろいろあるホルモン分泌の活性化です。

また、ウォーキングをしているときはだれでも腹式呼吸になりますので、酸素を体内に多くとり入れる事ができ、結果的に血液の量が増えるというメリットが生まれます。 さらに、歩くという動作は足の裏が刺激を受けるので、新陳代謝がよくなります。 継続していくと、体質を根本的に改善する事も可能です。

Pick up! 妊娠しやすい運動のレビュー

気が向いた時に30分ほどのウォーキングと、ジンジャー入りのハーブティも一緒に試しながら基礎体温を見ながら様子を見ていたのですが、「低温期のはずなのに、いつもより高い・・・?」とこのまま高温期がわかりにくくなるのでは?というくらい低温期がいつもより0.2度くらい上がっていました ...

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ウォーキングで体質改善!妊娠しやすい体作り

血液の中には栄養素がたくさん含まれていて、血液は体をめぐりながらいろいろな臓器に栄養を届ける役目をしています。 循環が悪いと必要な栄養が臓器に届きませんが、循環がよくなると必要な栄養が各臓器にしっかりと届けられ、正常な働きをしますから、体調がよくなります。

子宮や卵巣にも十分な栄養が届くので、女性ホルモンの分泌など、特に不妊に悩む人にとって嬉しい効果が期待できます。

また、ウォーキングは自然と親しむ機会としてとらえることもできます。 リラクゼーション効果もあり、気分転換にもってこいです。 ストレスを解消させ、気持ちを明るくさせてくれるのも、ホルモン分泌に役立ちます。

ウォーキングはりっぱな有酸素運動でもあります。 体の機能が活性化されて基礎代謝を高めることができるので、脂肪が燃えやすい体になります。 不妊の原因の一つでもある、肥満を解消するにもよい運動です。

ただし、ウォーキングで脂肪が燃焼するのは歩き始めて20分後から。 1日30分を毎日つづけることをおすすめします。

正しい姿勢じゃないと効果なウォーキングは姿勢が大切

1日20~30分を目標に歩けば、妊娠や出産、産後の育児をのりきる持久力がつく、おすすめのエクササイズです、

目線

目線は約10m先を見るように目を上げて

肩・腕

肩の力を抜いて、ひじは約90度に曲げて、リズミカルにふりましょう

脚の運び

歩幅は「いつもより大きめ」を意識。つま先をしっかりあげ、かかとから着地。

ウォーキングの利点

1. 脳が活性化する

歩くことによって、脳が活性化され、快楽ホルモンの一種であるβエンドルフィンの分泌が増えます。また、通勤などの日常的な時間にウォーキングを採り入れるだけでも気分転換にもつながります。

2. 血液の循環が良くなる

ウォーキングをすると足のむくみがなくなり、スリムな足になります。 もともと足が太くなる原因は、血液の流れが悪く滞っているからです。 ウォーキングによって足を刺激し筋肉を収縮させれば、血液の循環を促すことができます。

3. 美容にも効果がある

ウォーキングは肌を美しくする効果もあります。 ウォーキングをすると分泌が盛んになり、新陳代謝が活発になるので、皮脂の分泌も多くなって、肌もしっとり美しくなります。

4. 内臓の働きを良くする

ウォーキングで、骨盤のゆがみを治し、内臓の緊張をゆるめることができると、内臓の働きをよくすることができます。 お腹をあちこち押してみて、冷たかったり、硬かったり、痛かったりする人は、とにかく今日から歩くことをお勧めします。

5. いろいろな発見を与えてくれる

そのほかにもウォーキングは私達に新しい発見のチャンスを与えてくれることがあります。 とくに普段車ばかりを使っている人は、新しい発見に目が見開かれることでしょう。

男性は造精機能を高める運動をする

最近、男性の精子をつくる「造精機能」が低下している人が増えています。 医学的な問題がない場合の造精機能が低下する原因については、「精巣の血流低下」と「男性ホルモンの分泌低下」の二つが大半をうめます。

こうした状態を招くのが、過労や運動不足です。 これを防ぐにも、ウォーキングが効果的です。できるだけふだんから継続して行うようにします。

また、男性ホルモンの分泌量をアップさせるには、筋力トレーニングがおすすめです。 週に2、3回ほどスポーツジムでトレーニングをするのが理想的ですが、そこまでできない人も多いでしょう。

そんなときは、1日50回ずつスクワットをすることをおすすめします。 下半身の筋力アップと同時に、就寝時間を早めることも大切です。

また、ビタミンB12、ビタミンEは血流改善によいので意識的に摂るのもおすすめです。

毎日ちょっとだけでいい妊娠しやすい運動

妊娠しやすい運動
ちょっとだけ妊娠しやすい運動を、日常にプラス

忙しい毎日、運動する時間がない人にこんな妊娠しやすい運動を毎日の中にプラスして、がんばらすに妊娠しやすい体作りをしましょう。

1. 起床起き抜けに基礎体温を測ったあとは全身を伸ばすストレッチ

目が覚めたら、深呼吸しながら手足を上下に引っ張るように伸びをしましよう。寝ている間に滞っていた血流がよくなり、ホルモン分泌をはじめ、体のさまざまな機能が活動に向けて活性化します。

2. 通勤・通学ひと駅多く歩く

通勤や通学中は、運動のチャンス。時間に余裕があるときは、ひと駅分歩くなど、いつもより少し遠回りをしてみましよう。

3. エスカレーターよりも階段を選ぶ

ついつい選んでしまうエスカレーターとサヨナラして、積極的に階段を使うのもおすすめ。もし、朝から「長い階段を上るのはしんどい...」というときは、下りだけでも階段を使いましよう。

実は階段を上る動作よりも下りる動作のほうが、普段使っていない筋肉を使います。階段を下りるとき、よく勢いだけでかけ下りている人がいますが、一段一段しっかりと足の筋肉を使って下りることを意識しましよう。

4. 電車やバスの中では姿勢を意識

電車やバスでの移動中には、立っていても座っていても自分の姿勢を意識してみましよう。背もたれにはよりかからずに、しっかりと背すじを伸ばす。

脚もだらんと前に出したり、バッグで隠して脚を開いて座ったりせず、きちんと閉じる。やってみるとこれだけで、最初のうちは疲れるはず。自然と腹筋と背筋も鍛えられます。

立っているときも、壁やつり革に体重をあずけず、お腹を引き締めて両足でしっかりと立つように意識しましよう。

5. イスに座っているときでも

机に向かって長時間作業をしている人は、体と頭の凝りを解消するために、ときどき背伸びをしましよう。また、足元に血液が溜まっているので、足首を回す、前後に伸ばすなどして、血流の滞りを解消しましよう。

6. トイレはワンフロア上か下に行く

どこの階のトイレでも使えるような環境なら、ワンフロア上が下の階のトイレを使ってみるのも、運動量アップにつながります。

デスクワークの方など、座っている時間が長いと足はむくみやすくなっています。ですから、階段の上り下りのような動きでふくらはぎをしっかり使うと、むくみの解消にもつながりますよ。

7. 寝る前のストレッチ

夜に激しい運動をすると交感神経が優位になり、眠りにつきにくくなります。ですから、眠る前には1日の疲れを癒してあげるような体 がよろこぶストレッチが理想です。

出典元:

Reviewed by

  • Sachiko Mitarai, MD
    Sachiko Mitarai, MD

    卵巣や子宮の若さを保つためには、激しい運動よりも、ヨガやストレッチ、体をゆっくりと動かすものが◎。とくに下半身を動かすと骨盤内の卵巣や子宮の血流がよくなるので、腰回しやフラフープ、またウォーキングなどがおすすめです。女性の多くはスマホの影響で姿勢が悪く、さらに運動不足で体がたく猫背の姿勢を続けていると、内臓が圧迫されて全体的に位置が下がり、胎児を育てるペースが縮小。さらに運動不足で体がかたいと、骨盤のまわりの筋肉をうまくつかいこなすことができず、出産に影響が出るといいます。筋肉の中には血管が通っでいるので、筋肉を動かす習慣がないと血液のめぐりが滞り、冷えはもちろん、肩や腰の凝りや痛みにつながります。これらをトータルで解消するのは、定期的に運動するのが効果的です。