妊娠したいと思ったら始めること
![妊娠したい](../images/ninshin9.jpg)
どうしたら妊娠出来る?妊娠したいと思ったらどんなことから始めればいいの?という人は、まず基本的な流れを知っておきましょう。
そろそろ妊娠したいと、思ったとき、何をしますか?健康な体づくり?食生活に気をつける?基礎体温を記録する?
妊娠に向けてパートナーとともに正しい知識や情報を共有し赤ちゃんができるその日に向けて、ポジティブに妊活に取り組む姿勢は大切です。
赤ちゃんを望む生活上の妊娠したいと思ったら始めることのポイントをまとめました。
Pick up! 妊娠したいと思ったらはじめることレビュー
結婚して一年が過ぎ、そろそろ赤ちゃん欲しいなぁと思っていました。それまで特に避妊をしていたわけではなく、避妊をしなければどうせすぐ出来るだろうとは思っていましたがなかなか出来ず不安になり、色々調べていたらここのサイトを見つけました ...
妊娠したいと思ったらはじめることレビューの続きはこちら
妊娠したいと思ったら始めることのポイント
子宮や卵巣の病気、不摂生な生活習慣の積み重ねで、いつのまにか妊娠しにくい体になっているかもしれません。 自分の妊娠出来るかセルフチェックして自分にあった妊活を始めましょう。妊活はお早めに!
1. 妊娠したいと思ったらまずは基礎体温表つけて排卵日を予測
![妊娠したい 排卵日](../images/kisotaion2.jpg)
女性は妊娠したいと思ったら、まず基礎体温をつけてみてください。 医師に相談しても第一にいわれることで、本や雑誌でもよく取り上げられていますが、妊活=基礎体温をつけるというのは常識と考えてください。
自分の基礎体温を記すことで、妊娠できるタイミングが見えてきます。 そのため、その「妊娠しやすい日」にタイミングを合わせて回数を増やすことで、妊娠する確率を上げることができます。
2. 基礎体温表をつけたら排卵日を計算してみましょう
排卵日が分かれば妊娠の可能性が非常に高まります。 基礎体温表をある期間つけて自分のリズムがわかってきたら、排卵日を計算してみましょう。
不妊要因をかかえてたり性交の回数があまり多くないカップルにとっては、妊娠する確率をより高めるために排卵日を計算することはとても重要になります。
3. 排卵日がわかったらタイミング法、妊娠したいと思ったら、日々の体作りも大事!
![妊娠したい タイミング法](../images/ninshin14.jpg)
タイミング法とは「排卵の時期を予測して夫婦生活をもつこと」。 気軽にチャレンジできるタイミング法は、妊活の第一歩です。 自己流のタイミング法は実は間違ってたという人もおおいので正しい知識を身につけておいてください。
また妊娠したいと思ったら、日々の体作りも大事です。タイミング法と同時に生活習慣を見直して妊娠しやすい体作りをしましょう。
規則正しい生活や、きちんとした食生活、冷え性対策などを心がけることが第一歩です。 自分で出来ることもたくさんあります。
排卵障害による不妊症の大部分は、食事や生活習慣の変更によって予防することができます。
4. 妊娠したいと思ったら妊娠しやすい体位で夫婦生活!
女性の子宮の形によって妊娠しやすい体位は異なります。 子宮が前に傾いている(前屈)か、後ろに傾いている(後屈)かによって、妊娠しやすい体位はちがいます。
子宮前屈の場合は、子宮口が精液の溜まる部分に向いているので、正常位や側仰位(横向き)といった体位で行なうことによって子宮に精子が進入しやすくなります。
子宮後屈の場合は、精液が溜まる場所と子宮口が離れているので、女性がうつ伏せ姿勢になる後背位や後側位(横向き)といった体位で行なうと精子がスムーズに入りやすくなります。
いずれも終わったとたんに動くのではなく、そのまま横になった状態で15分以上静かにじっとしていましょう。
5. やせすぎ、太りすぎはNG、妊娠しやすい体重を維持
やせすぎていると排卵障害などを招くだけでなく、赤ちゃんが低体重で生まれたり、将来、肥満や生活習慣病にかかるリスクが上がったりします。
太りすぎだと妊娠中に妊娠高血圧症候群などになる危険性が上がります。お母さんと赤ちゃんの健康を考えると、体重BMI20~22程度を維持すべきと専門家は話しています。自分の妊娠しやすい体重を計算してみてください
6. 妊娠しやすい食べ物で妊娠に必要な栄養素をとる
やせすぎないように必要なカロリーをとるのはもちろんのこと、栄養素も不足しないように気をつけてください。
特に葉酸は胎児の細胞分裂や神経の発達に欠かせない栄養素。妊娠初期に不足していると、脳や脊椎の発達に異常が生じることもあります。
ビタミンDも胎児の健康に欠かせないと同時に、卵巣機能や生殖機能との関係が深く、十分な量をとる必要があると指摘されています。
このほか、ビタミンB群やビタミンE、カルシウム、鉄分なども毎日の食事からしっかりとって、不足しないようにしましよう。妊娠しやすい食べ物はこちら
7.血流をよくする生活を
骨盤内の血流がよくないと、卵巣機能が低下しやすくなります。卵巣に酸素や栄養分、脳からのホルモンを供給しているのは、まさに血液。
この流れがスムーズに行かないと、卵巣自体の働きにも影響が出てしまいます。実際、血流状態がよいほど体外受精による受精率や妊娠率が高いという研究結果もあります。
妊娠しやすい運動する、入浴はシャワーだけですまさず、湯船につかってしっかり温まる、体を締めつける衣類を着ないなど、日頃から骨盤内の血流をよくするよう心がけて。 特に冷え性の人は体を冷やさないようにしましよう。
8. 禁煙する
喫煙は卵巣の老化を加速させます。喫煙者は、そうでない人に比べて閉経が早いとの報告も。喫煙すると血管が収縮し、血流も悪くなります。煙草を吸っている人は、今すぐ禁煙を!
9. 妊活ストレス対策
ストレスレベルが上がるにつれて、妊娠力は低下します。これは、ストレスを感じているときに起こるホルモンの変化によるものと思われます。
ストレスの多い仕事をして長時間働くことで、妊娠するまでの時間も長くなる可能性があります。事実、ストレス、不安、うつ病は不妊治療クリニックに通院する女性の約30%に影響を与えるという報告があります。
妊娠したいと思ったら夫婦でチェックしておきたいこと
![妊娠したい チェック](../images/ninshin9_2.jpg)
感染すると不妊の原因になったり、せっかく妊娠しても流産や早産、胎児に異常が出るリスクが高まる病気があります。妊娠したいと思ったら夫婦いっしょにチェックしてみてください!
Pick up! 妊娠したいと思ったらはじめることレビュー
体が弱ってる時だったからか、効果が実感できたんだと思います。 それから継続して飲んでいたのですが、少し前に第二子の妊娠も発覚。 今はまだ初期で、姪っ子からりんご病がうつった可能性があるため(今血液検査中です)、いろいろ不安ですが、ポジティブに考えていけるよう ...
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1. 風疹(ふうしん)
娠20週ごろまでに感染すると、赤ちゃんの目や耳、心臓などに障がいが出る『先天性風疹症候群』のリスクが高くなります。
風疹はせきや会話などで飛沫感染するので、パートナーや身近な家族とともに、早めに血液検査で抗体があるかどうか調べましょう。抗体がなければ予防接種を受けて。接種後2ヵ月は避妊が必要です。
2. クラミジア感染症
セックスで感染する性感染症のひとつ。不妊症の原因になるほか、妊娠中に感染すると子宮に炎症が生じて、流産や早産の原因になる可能性が。
また、分娩時に新生児に感染して肺炎や結膜炎の原因になる場合も。自覚症状が乏し<気づかないことも多いので、パートナーといっしょに検査を受け、感染していれば抗菌薬 を服用します。
3. インフルエンザ
妊娠中にインフルエンザにかかると重症化しやすいので、妊娠する可能性がある女性は毎年予防接種を受けましょう。予防接種は妊娠中に打っても問題はないとされますが、医療機関によって対応が異なります。
4. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
男性が思春期以降に感染すると30%くらいの確率で睾丸炎や副睾丸炎を起こし、重症化すると将来的に不妊症の原因になる可能性があります。感染した経験がなく、ワクチン接種もしていない男性は、早めに予防接種を。
妊娠したいと思ったら知っておきたい4つの事
![妊娠したいと思ったら知っておきたいこと](../images/ninshin9_1.jpg)
1. 最大の敵は年齢
妊娠しやすい年齢に正確な定義はありませんが、およそ18から34歳です。 35歳を過ぎると、卵子が老化して妊娠する力はガクンと下がります。 同時に流産率も高くなり、20代では10%ですが、35歳以上は20%、40歳では50%までに上がる傾向があります。
「いつか妊娠したい」と思っていて気がついたら自分の体は妊娠しにくくなっていたということもあり得なくはない話。 そして、自分の人生のどのタイミングで、そしてどの年代で子どもを産むかによっでも、生活が大きく変わります。
体への負担、仕事とのバランスなど人生をトータルで考えつつ、いつが自分にとっての「産み時」かをぜひパートナーと一緒に考えてみてください。
2. 妊娠したいと思ったら生活習慣を見直そう!
妊娠したいと思ったら治療だけでなく、日々の体作りも大事です。 規則正しい生活や、きちんとした食生活、冷え性対策などを心がけることが第一歩です。 自分で出来ることもたくさんあります。
3. 不妊の原因の約半数は男性側に
なかなか妊娠しないと、女性に原因があると思われがちです。 しかし、精子の数が少なかったり運動率が低いなど、現在では不妊のカップルの約半数は男性側にもあることがわかってきました。 できるだけ、夫婦ふたりとも検査してみてください。
不妊原因は複数ある場合も多く、お互いに原因があることも珍しくありません。妊娠したいと思ったら男性の妊娠力もチェックを。
4. 原因不明の不妊は全体の11%
検査をして不妊原因がわかれば、それを取り除いて治療を進めることで妊娠に近づきます。しかし、不妊カップルの11%は原因不明です。 機能性不妊の場合、単純に原因がみつからない場合と、原因があっても検査でみつけづらい場合とがあります。
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17978119 [Accessed March 2018] "Diet and lifestyle in the prevention of ovulatory disorder infertility." PubMed NCBI
- https://doi.org/10.1093/humrep/17.4.950 [Accessed February 2019] "Predictors of IVF outcome by three-dimensional ultrasound " Human Reproduction, Volume 17, Issue 4, 1 April 2002, Pages 950–955
- 国立成育医療研究センター https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000314vv-att/2r98520000031513.pdf#page=22)(2018年11月19日に利用) 「生殖補助医療の現状からみた特定不妊治療助成のあり方」(厚生労働省)(
Reviewed by
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Sachiko Mitarai, MD
今すぐではないけれど、将来は妊娠したい、元気な赤ちゃんを産みたいと思っている女性は多いと思います。 妊娠はゴールではなく、スタートです。 妊娠・出産という一大事業を母子ともに健康に乗り切るには、それなりの。準備が必要です。 「いつか赤ちゃんを」と望んでいる人は、その時が来たらではなく、今からやれることをやっておいてください。 産むのはまだ先のことだとしても、「妊活」は今すぐ始めても早すぎるということはないです。